東京都公立中学校の関西方面への修学旅行出発式=写真=が17日にJR東京駅の東海道新幹線ホームで開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響により過去2年は中止され、3年ぶりの開催。主催した東京都中学校長会修学旅行対策委員会やJR東海の関係者が参加し、修学旅行に向かう生徒たちに「良い思い出を作って」と期待した。
出発式では冒頭、同委員会の本田仁副委員長が「皆さんが修学旅行に行けるのは、家の方々、JR東海の皆さん、旅行会社の皆さん、いろいろな方々がいろいろなところで支えてくれるから。では、その感謝をどうやって表すか。それは、みんなが最高に楽しんで、良い思い出を作ること」と述べた。
生徒を代表してあいさつした葛飾区立新小岩中学校の伊良皆眞凛さんは、「思い出に残る修学旅行にします」と誓った。その後、JR東海の関係者に対し、生徒代表の4人が感謝の気持ちを込めて花束を贈呈した。
JR東海から東京駅長の小笠原均氏があいさつし、「私たちも安全最優先で皆さんの旅行のお手伝いをする。今日からの修学旅行が皆さんにとって最高の一生忘れない思い出となることを願っている。行ってらっしゃい」と送り出した。
東京都公立中学校の修学旅行は2022年度春期、秋期に東海道新幹線修学旅行専用列車と東北・上越・北陸・北海道新幹線の定期列車などを利用して実施。延べ90日間で501校、7万1500人が各地を訪れる。